第七回 半空文学賞
おへんろストーリープロジェクト
〜おへんろさんと歩む文学の道 〜
第七回半空文学賞（令和5年4月8日 入賞作品発表）
「私の遍路体験記」廣瀬愚童
「The long way back to home/お遍路」福島真希
「おへんろさん」大野佐代
「親切」門歩鸞
「大きくなれば」宮﨑新
「感謝」うめだしんすけ
「境」六牧紀子
「ノスタルジア」水野博子
「野果ての旅」古渡圭太
「お遍路での再会」アオリイカ
「杖」ぷくのすけ
「このまちで」本戸ちよ
平成27年より始まった半空文学賞は、毎回テーマに沿って、A4用紙１枚に収まる作品を幅広く募集し、文章を書く応募者を歓迎してきました。第七回となる今回のテーマは「おへんろさん」。令和４年８月より小説、エッセイの原稿を募集開始します。
おへんろさんにまつわる作品を募集して、おへんろが私たちの生活にとってどのような役割を果たしているのか、文学作品を通じて多くの人に親しんでいただけるよう取り組んでまいります。
第七回 半空文学賞 募集概要
| テーマ | おへんろさん |
|---|---|
| 応募規定 |
小説もしくはエッセイ ・A4用紙片面1枚以内。 (字数は問いません。原稿用紙でなくても構いません。手書きでも構いません。作品は未発表のものに限ります。) ・郵送、持ち込みのみ受け付けます。 ・連絡先の個人情報を記載される場合、応募作品とは別に記載してください。 ※メールやデータでの投稿は受け付けておりません。 |
| 応募期間 |
令和４年８月１日～令和４年１２月３１日 ※当日消印有効 |
| 入賞発表 |
令和５年４月８日（土） |
| 入賞作品 |
作品集を初版１万部制作し、無料配布します。 |
| 送付・投函 |
【郵送・持ち込み】 半空文学賞実行委員会（株式会社 半空） 〒760-0052 香川県高松市瓦町 1-10-18 北原ビル2F TEL 087-861-3070 【持ち込みのみ】総本山善通寺 納経所 |
| 協力 |
総本山善通寺 |
| 後援 | 香川県・善通寺市観光協会・四国八十八ヶ所霊場会 |
選考委員
|
菅 智潤（総本山善通寺法主） |
|---|
| 田尾 和俊（四国学院大学教授） |
| 丸濱 晃一（善通寺市立図書館長） |
| 岡田 陽介（半空文学賞 主宰） |
| 半空文学賞実行委員 |
募集要項
おへんろストーリープロジェクトとは
撮影：近藤拓海
讃岐でご生誕されたお大師さま（弘法大師・空海）が修行した四国八十八ヶ所霊場を巡礼する「お遍路（へんろ）」。
おへんろさんにまつわる作品を募集して、おへんろが私たちの生活にとってどのような役割を果たしているのか、文学作品を通じて多くの人に親しんでもらうためのプロジェクトです。
2年前から、出来るだけ人混みを避けて行動するようになった。休日にはよく、お寺に立ち寄るようになった。香川で生まれ育ち、身近にたくさんのお寺の存在を認識していたものの、ゆっくりと感じ取るように参拝したのは初めてのことだった。それと同時に、愛読書の司馬遼太郎『空海の風景』を読み直したり、弘法大師空海や、お遍路にまつわる本を探して読むようになった。そんな中、弘法大師空海のご誕生1250年が間近に迫っていることを知った。今、人々の中にある、お遍路にまつわるエピソードにはどんなものがあるだろう、と知りたくなった。今まで6回の文学賞を開催してきた。文学を起点として、そのテーマごとに多くの人たちの中に眠るエピソードを掘り起こし、文学作品として記録し、長く愛され、記憶に残るように、と活動してきた。お遍路に来たことのある人たちや四国に住んでいる人たちにとっては、今いちど思い出したり考えたりするきっかけになり、お遍路に来たことのない人には、文学作品として楽しんでもらいながら、関心や興味を持ってもらえるのではないかと考えた。社会が激動の今だからこそ、お遍路に助けられる人、お遍路から学ぶ人、お遍路が心のよりどころになる人などが増え、お遍路がますます重要な役割を果たしていくのではないかと思う。
半空文学賞 主宰 岡田 陽介
※ 応募された文章に関する諸権利は、弊社が管理することとし、原稿は返却いたしません。
応募された方の個人情報は本文学賞以外の目的に利用することはありません。
